さぐりがき

据置ゲーの情熱を取り戻したい男のブログ

映画観ながら水古戦場おつかれさまでした〜。

水古戦場おつかれさまでした〜〜〜〜〜〜〜〜〜ァァ疲れたーーーーーーーー。疲れたーーーマジ疲れたーーーーー。

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最近はちょいちょい古戦場参加してますけど今回はマジでボーダー高かった!7万位ボーダー予測が10.6億だったんで皆安全圏の11億まで走るだろうと予想して、更にその上まで目指して適当な動画見ながらぐだぐだ走ってたらいつのまにか12.6億まで積んでました。無事7万以内に入れたとはいえ正直やってらんねーわ。マジで運営はさっさと10万、いや12万位まで枠拡張しろ。

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今回のキャラ編成。裏は賢者2人。もう少し火力あればヴァジラを水カリオストロにしたかった。

ここまでボーダーが高騰した理由は前回から3か月ぶりの古戦場、周年無料ガチャ直後、ガリレオ太歳1本ずつで確クリ組める神石コスパの高さ、レリバやルシ天破実装による全体の戦力の底上げなどなど複数あると思いますが、なかでも一番の理由としてなによりボスが弱かった。150hellなのに拍子抜けするほど弱いよセキトバくん。弱すぎてボーダー高騰の原因になってしまった逆クソボスとでも言うべき調整は正直これっきりにしてもらいたい。まぁ弱ボスの次は強ボスのターンと相場が決まってるので文句垂れられるのも今のうちなんですが。

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それにしても周年チケでハロロゼ取ってよかった〜〜〜。クリネモネと迷ったんですけど未だリリィおりゃんしクリスマスキャラはガチャピンでワンチャン取れるかもってことでこっち取りました。
いやーいいキャラですよ。当たり前に強すぎてありがたみが薄れるくらい強いですし、見た目も美人だし。やっぱ周年チケは股間に従って見た目と性能7:3くらいの優先度で好きなキャラ取るのが丸いっすね。まぁハロロゼは性能も飛び抜けて強いけど。ただ唯一欠点としてフェイトエピが私分かってますよ的な相変わらずの中身スッカラカンな匂わせムーブでつまらんのがもったいない。

さて、次回古戦場は。ヒヒ堀りできる属性だけあって神石移行する人多いでしょうし、ゴリラや限定キャラの強さも加味すれば今回以上にボーダーに爆上がりになる予感。流石に目標ひとつ落としてもいいかもしれない。まぁそん時になったら考えますか。そろそろサラやラスティナ、キャサリンあたりの恒常最終して光当ててやってくれ。



てことでここからは映画の感想をば。今回は95にしろ150にしろ速度早くて2本しか観らんなかったっすね。例によってネタバレ全開、知りたくない人は回れ右。


オズランド 笑顔の魔法教えます。

youtu.be

入社早々都心を離れ不本意にも熊本の遊園地配属になった主人公波瑠が、数々の企画を成功させてきた天才社員西島秀俊を筆頭とする従業員の面々と触れ合うことで次第に成長していく物語。

めちゃくちゃ寂れた遊園地を復興させる一大プロジェクトではなくそこそこ賑わってる地方遊園地に華を添えるレベルのささやかだが努力家な物語で、中身自体は紋切り型で普通という言葉がよく似合う。ゴミ拾いなんて雑用だと軽んじていたら実は園の施設を把握するためという「この雑巾掛けは実は修行だったのじゃ」的な王道展開の連続はソシャゲ触りながら見るにはちょうどよかった。最初の波瑠の言動は生意気通り越してぶん殴られそうな態度でフリだと分かっていてもヒヤヒヤもんだが、そこから心を入れ替え誠実に仕事をこなす様は不快感もなく丁寧。説教臭いシーンも無いし、まぁ良くも悪くも王道だが遊園地が舞台なだけあって画面そのものは彩り豊かで飽きずに見れた。熊本が舞台なだけあってくまモンをちゃんと平べったいイントネーションで呼んでたり地味な部分にもこだわってました。
波瑠と遠距離恋愛中の中村倫也は「あぁこりゃ他に女作るゲス男に転身するんだろな〜」と予想してたらゲス男はゲス男だけどご執心のままで振られるパターンだったのでちょっと予想外しましたね。なんか地味に太ってたぽいのが気になったけど役作りかな。

観覧車の中で波瑠と西島が対面で語り合うシーンでは、カメラが2人の顔をいちいち正面から交互に映すせいでそこそこいいこと言ってるのにイマイチ集中出来なかったり、打ち上げの席でどこか白々しさが漂っていたり気になる部分もチラホラ。実は西島には悲しい過去が……みたいなお決まりのくだりもあるが、正直これくらい物語的にゆるいならそんなありきたりな場面カットしてそのぶん他の従業員にスポットを当て遊園地は多数のキャストで成り立ってることをもう一段押し出してもよかったかも。単純に個人的にそういう面倒な過去に飽き飽きしてるだけだけど。挿入歌である神様、僕は気づいてしまったの激しめの楽曲がシーンに合ってないのももったいない。まぁ諸々この辺は気になったけど割と流せる部分ではありましたが。

ここからは残念だった部分。劇中で言われてるほど天才っぷりは伝わって来なかったものの懐の深いお気楽上司に西島秀俊を据えたのはイメージ的には良かったが、しかし如何せん棒読みが目立つ役者だしもう一歩踏み込んだ芝居してほしいと願うことしきり。いつ見ても台詞が上滑りしてるというか感情が乗っておらずイケメンなのに非常にもったいない。
ラストの気球に乗った西島秀俊がバリバリのハメコミCGで写さないほうがマシなレベルで酷い出来。風船おじさんよろしくそのままどっか飛んでっちまえと思わずツッコミ入れたほどだった。物語の〆にわざわざこんなチャレンジャーなことしなくてもよかろうに。CG使わなきゃなんだかんだ無難に終わっただろうにもう少し別の方法なかったのかねぇ。
映画の感想としては凡作といった感じです。せめて最後のCGさえもーちょいマトモだったら良かったんだけどね。最後になったが劇中でほぼほぼ笑顔だった橋本愛がめちゃくちゃかわいかった。

望み

youtu.be

堤幸彦監督作品。一級建築士である堤真一は妻石田ゆり子と一男一女の4人家族で暮らしていたが、部活を辞めてから荒みがちだった息子がある日失踪してしまう。両親は行方不明届を出すものの、警察から同級生の殺人事件に関与した疑いがあると聞かされる。大事な息子が人を殺したとも殺されたとも信じたくない。見えない不安に押し潰されそうな父、母、妹それぞれの望みを描く。

序盤から息子に何かあったかもしれないとじわじわ侵食するような描写が丁寧で、親の立場からでは分からない息子の不透明な人間関係という部分がその不安をより一層引き立てる。息子が殺人犯かもしれないし、はたまた殺されたかもしれない。真相は知りたいが知りたくない、端的に言ってここまでどちらに転んでも地獄な状況って中々無いですよ。
あいつは優しい子だ、殺人なんかするはずがないと息子の無実を信じる父。例え殺人犯だったとしても生きていてほしいと願う母。受験を間近に控えた妹はそのどちらであっても悪影響が出てしまうし、何より親しい兄を失うことになる。家族ひとりに異変が起こったことで三者三様の望みが交錯する、事件の中心ではなくその周囲の反応にスポットライトを当て大きく膨らませた作りが面白かった。岡田健史と清原果耶のふたりも凄い自然体で堂に入った演技してました。

まぁ正直加害者か被害者かの二択を前提として話が進んでいくのは早計でやや説明不足感もありましたね。デッドオアアライブな二項対立になってるのは断定的過ぎるというかそのどちらでもなくひょっこり生きてる可能性もあるんじゃないのとは鑑賞中思ったんですけど、こういう息子を親が心配する極限状態で極端な思考に陥ると考えれば不自然さは無いのかな。どちらに傾くかわからない天秤のお話って構造自体はスッと理解できたし、小さな違和感はあれど納得はできる範疇でしたけどね。

こうあってほしいという願望は息子を殺人犯だと決めてかかる加熱報道や嫌がらせ、ネットの風評被害など部外者の望みもしっかりと描写されており義憤に燃える竜雷太なんかはその典型。事件の真相も判明してないのに面と向かってよくここまで怒れるなと思えるほど鬱陶しい役どころで少々嘘臭く感じてしまう部分もあったが、たまにガチで決めつけて喰ってかかってくる人間ってホントにいるし嘘と言い切れないのが怖いところ。
一家を嗅ぎ回るいかにも胡散臭いゴシップ記者役で松田翔太が出てくるのだが、鑑賞中はコイツが絶対何かやらかすんじゃないかとジリジリ疑ってました。でも実はこいつって「こういうキャラクターにはこういう動きをしてほしい」っていう観客の望みを託された存在でもあるわけで、そういう決めつけて見るって意味じゃ前述の竜雷太を笑えないよなーなんてうっすら感じます。
なんかさっきから物語上どうしてもそうした感想を書かざるを得ないとはいえ、道徳的教訓的な部分に寄ってしまう文章多めで我ながら鼻につく感じで嫌ですね。でもそういった部分抜きにしても不安の渦中にありながらサスペンス要素で力強く引っ張り続ける映画なので「もし自分が親の立場だったら〜」みたいな感想を強く覚えずとも楽しめたのはよかったかな。いかにも感動〜みたいシーンもチラホラ散りばめられてますが、泣くんじゃなくてまず第一に堤真一凄えってインパクトの方が先でした。ああいう演技ってどうやって気持ち作るんでしょうか。

映画のオチとしてはおそらく考えられる上で最良のベターエンドと言いますか、綺麗な落とし所だな、と。最後に息子の望みがわかるのもタイトル回収めいてて良い収まりかたですし。仮に自分が親だったとして実際にこの身に降りかかったらこんなもんじゃ済まねぇだろうしこんな綺麗には行かないと分かってますが、まぁ映画なんで。事件の真相がいかにも学生同士の拗れといった感じで行き当たりばったりかつ一貫性が無いのもリアリティがあってよかった。

気になった点として、絵に描いたいかにも幸せな一家を演出するためか少々モデルルーム然としており生活感に乏しい点、エンドロールで流れる森山直太朗の書き下ろし曲はさすがに臭くて早送りしてしまった点のふたつ。いやね、曲を聞いてないから判断はできないんだけど歌声が聞こえ始めた時点で「あっ、臭っ」って予感を覚えて早送りしちゃいました。別に直太朗は嫌いじゃないけどここまで来ると説教臭くてクドいというか泣かせにかかってる感を覚えてしまったので。じっくり聴いてほしいからエンドロールに流したんだろうけど挿入歌にしてくれたほうがまだ自然に耳に入ってきたかもしれないなぁ。




とりあえず今回はこんな感じで。読んで頂きありがとうございました。