さぐりがき

据置ゲーの情熱を取り戻したい男のブログ

その愛は星天を貫く 『FGO2部5章』 ネタバレ雑感想

ネタバレ全開!
2部のメインシナリオの中で1番面白かったんじゃないかな。これは太鼓判ですね!







単純に掴みからしてもう既にエグいじゃないですか。めちゃくちゃ力入れてるのが分かって興奮しました。








最初から絶望に次ぐ絶望。ひとつ残らず霊脈を潰す徹底ぶり。一縷の望みすら残さないほど油断のない敵を前にして一時はどうなることかと思いました。





今回はキャラもかけあいも多かったですね。


最悪に下品な登場のオリオン。その七変化な表情が愉快です。クマの見た目の時より愛嬌あったように思います。なんか設定間違えたんかってほどにガチのガチで強いのは頼りになります。



陰キャというより引っ込み思案なマンドリカルドくん。ことあるごとに脳内ツッコミが光ります。CMなんかでも目立つ感じで星5の超重要キャラかと思っていたら星3だし凄い等身大のキャラだったねマイフレンド。




メカクレ大好きバーソロミュー、コルデーなどフレポ召喚に追加された新規低レアサバも続々登場。




キャプテンやパリスなどショタ多めなのは完全に俺得。



兄貴肌のアキレウス。人体に名を残すほどの英雄はそうそう存在しないというホームズの説明にも納得の強さ。



尊大なイアソンは最後の最後まで頼りになりました。


それにしてもキレキレのギャグとシリアス(とたまにバトル)がテンポよく展開するので飽きませんでしたね。スクショめちゃくちゃ撮ったしもっと場面ごとに詳しく感想書きたいんですけど、細かすぎてキリがないので割愛します。もうちょっと挙動がなめらかだとマテリアルで読み返すのも楽なんですけどね。



おめめパッチリティミくん。2部2章や4章で純真な現地民の儚い最後を見せられる演出には正直ワンパで飽き飽きしてたので、正直出てきた時はどうなるかと思いました。なる早で死んでくれないかなと思ったくらいです。ありがたいことに神の威光を食らってそのまま昇天。さすがにちょっと可哀想。
現地民の暮らしは一見素朴だが、文明そのものが発展しているのではなく文明レベルが底上げされてるって設定はなんか好き。そのうち汎人類史とそっくり瓜二つな異聞帯も出てくるのでしょうか。



ドレイクが陸に打ち上げられたひとりの海賊として再登場。その美貌は変わらずともオケアノスとは異なるどこか哀愁漂う言動が目立つ。ラストバトルを終えたあとだとキーアイテムを手に入れたその凄さがわかります。余談ですけど最近新サクラ大戦遊んだんですよ。主人公の神山も海から陸へ転属になったのがどこか共通してるなぁなんて感じました。そういえば演者さんもシリーズゆかりの方ですね。






10節あたりからの流れがホントにヤバかった!!!
オンパレードですよオンパレード。




単身特攻仕掛けてきたときのカイニスとイアソンの挑発の応酬はカッコよかったのですが、戦闘でヘラクレス出てくるんですよね。ズッコケました。そこ大事。



それにしてもキリシュタリア強えーっすね。惑星直列メテオって小学生が考えたハイパーアルティメット最強技みたいなものを実際に行使するのはサイキョーです。もうちょっと感情を抑えた声だと思っていたのでその戦闘ボイスは意外でした。




ついに出ましたわー。
やあやあドクターお久しぶり。まぁ姿を現す直前にマントの下からちらりと覗く白衣に気付いたのでもしやと思いましたが。ぼくは2017年にそのうわさを聞きつけてFGOを始めたクチなのでやや感動は薄かったですけど。あれほどの別れをしたのだから、なんやかんやあって消滅する直前に記憶取り戻すとかならまだしも普通にカルデア復帰とかはやめてほしいかなぁ。まぁ本人とも思えないし結局演出次第なのでそこらへんは置いときましょう。





ぜってーオメェー裏切り者だろ。





負けてえちえちカイニスちゃん。ピックアップ2で引いてやるから待ってろよ。多分来ないし引けないだろうけど。
カイニスの扱いが雑なのがなんかキリシュタリアの敗因になりそう。もうちょい優しくしてあげなよ。




立ち絵直ってないじゃんアストライア。
どうも筋肉の陰影がかわいくないというか塗りだけでも修正してほしいと思っていたのに残念。なんか昔流れで1枚引いただけに期待していたのですが。背景の石像のほうがかわいいのは問題じゃない?





回想とはいえついに出ました千子村正。七番勝負で悪鬼羅刹を屠ったとき以来の登場です。ラスプーチンも登場する贅沢さ。いずれ士郎と言峰のふたりを相手にするのかとおもうとやってらんねーっすね。



マスターの異変にいち早く気付き打ち明け話とともに優しい言葉をかけてくれるマンドリカルドくん。コルデーもそうですけど、生前の悩みとサーヴァントとしての悩み、ここまで人間臭い弱さと奮起をしっかり描いてくれたのは僕好みのシナリオでした。


英霊ゆえに座に残る記録でどこか他人事ってのはコミカルでいいっすね。






作戦開始してからはバトルの数が多くややダレぎみ。実際にオデュッセウスと闘うこともなく、ラストバトルがケイローンなのは少々肩透かし。そらまあ師匠なのだから納得できるしイアソンとのやりとりはよかったですけど。ピックアップのエウロペなんて登場すらしませんでした。












ラストにサーヴァントの見せ場が続々つづくのはよかった。いくら相手がサーヴァントとはいえ惜別の時はいつまでたっても慣れません。






今回はみんなよかったですけど、あえて言うならやはりオリオンとアルテミスかな。愛ゆえに討つ堅い決意はふたりの絆を感じさせます。オリオンとの別れの際ガラにもなく目頭が熱くなったのはナイショです。





そういえばついに新所長呼びから所長になりましたね。あれ前回からだっけ?作中ではまだ2018年ですけどあの呼び方には距離感を感じていたのでようやくです。





今回の2部5章は次に繋がる壮大な序章として面白かったです。バトルの数も最低限。マシュとふたりで現地探索といったまだるいこともなく最初からエンジン全開のシナリオで楽しめました。絶対絶対読ませるぞうと明らかに固い決意を感じました。
今回の主人公は(アニメを見た一部の視聴者からイキリ鯖太郎と称されるほどの)自分の弱さに焦りを感じる場面こそありましたが、空想樹を切除したわけではないのでいつもみたいな長々とした悩みもなく展開としてはスカッとしてましたね。ガチンコの歴史vs歴史という壮大なバトルロイヤルの舞台に無理矢理乗せられて迷いながらも突き進む様は彼にしかできない所業です。おそらくこの迷い続け背負い続ける姿が今後のシナリオでもキーポイントになる気がします。



僕は神話に疎く調べるつもりもないので雰囲気でFGOをやっているのですが、いつもよりは詳しくちょいちょい神話の説明が入るのは助かりました。自分で調べりゃもっと楽しめるでしょうけどめんどくさくてね。割とFGOのシナリオってご都合主義的なガバさがあると思うのですが、それを上回る膨大な熱量で楽しませてくれるのが魅力に感じます。大奥でカーマが宇宙灼くシヴァに灼かれたから宇宙の可能性を得たとか訳わからなすぎて凄く良かった。
なんにせよ続くメインシナリオもこのくらいバトルが少ないと助かります。この調子で早く後編きてほしい。


今回も雑に殴り書きという遊んだ人にしか分からない内容でしたが、2部5章を遊んだ人ならきっとこの気持ち分かってもらえると思う。それじゃ今回はこのへんで。読んでいただきありがとうございました。